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2009年9月6日日曜日

「しかし、わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る。」ヨハネによる福音書4章14節



 東京、根津教会の主任牧師をしておられる鍋谷憲一さんは、三井物産に29年間勤め、社会的にはエリートと呼ばれる人でした。彼がキリストをの言葉を受け入れるきっかけは、海外赴任中に教会へ通い始めた奥さんに誘われて参加した教会の修養会でした。「だましだまされの商社マンですから、信仰なんて持てません」と言うと、「つらいでしょうね。そういう生き方は」と、ぽつりと漏らした参加者の一言が強く胸に残ったそうです。いくら地位や名誉があっても癒しきれない渇きがあると、実感させられた瞬間だったのでしょう。

「しかし、わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る。」ヨハネによる福音書4章14節

 好きなこといくらを続けても、欲望が治まる事はありません。人は神の性質、永遠に価値のあるものでしか満たされる事がないのです。それを与えてくださるのがイエスさまの言葉です。主の言葉はそれを受け入れた者の中で、聖霊により、命の泉となるのです。

 親しみやすいメロディと、メッセージ性の強い歌詞で、1970 年代後半から1990年代前半にかけてヒットを連発したミュージシャン、ビリー・ジョエルは、全世界で1 億5000 万枚以上のアルバムの販売を記録しました。しかし、彼には二度の離婚歴があります。「最も幸せだった時は、伴侶とうまくいっていた時だ。そんな良い関係を続けられる相手と巡り会えずにいる自分が腹立たしい」と嘆いていたそうです。「ロックの殿堂は自分をハグしてくれない。子供を産んでくれない。哀史、愛されるという家庭を僕も欲しい」とどれだけ有名になり、多くのお金と、この世の栄誉を得ようと、人は満足を得ることはできないのです。魂の渇きを癒すことが出来るのは、キリストの生きた言葉だけなのです。

 キリストの生きた言葉は、聖霊によりキリスト者の中で絶えず湧き出る永遠の命の泉となるのです。

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