ページ

2010年9月5日日曜日

「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」ヨハネによる福音書15章5節



 「 テーブルを4 人で囲み、聖書の話として、紙に鉛筆でぶどうの木を描きながら、『ぶどうの木』の話をしました。『この” 神様” という木の先の枝につながっている者は、いつまでも一緒なんだよ。この枝は純平、この枝は薫、これがお母さんで、これがお父ん』」。様々な理由で親と暮らせない子供たちの里親をしている坂本洋子さん著「ぶどうの木」からの抜粋です。

「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」ヨハネによる福音書15章5節

 イエス・キリストにつながっていると、人生は豊かな実を結びます。一方、肉が生み出す実とは、「姦淫、わいせつ、好色、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、怒り、利己心、不和、仲間争い、 ねたみ、泥酔、酒宴、その他このたぐいのものです。」とガラテヤの信徒への手紙5 章19 ~ 21 節にあります。

 坂本洋子さんの長男(最初の里子)純平くんは、17 歳で事故に遭い天に召されました。その当時、家から離れていた純平くんからの、最後の手紙の一節です。「俺は今、間違った考えをしていたことに気がつきました。俺はどこにいようと、お父さんとお母さんの子どもに変わりはないんだとあらためて思いました。『私はまことのぶどうの木、あなたがたは枝です』久しぶりにこの言葉を思い出しました。俺が児童相談所に行く前の日に、テーブルを囲んでお父さんお母さん薫ちゃんと4 人で聖書を読んでいる光景を今でもはっきりと思い出せます。~中略~ 又いつか一緒に暮らせるといいね。だけどもう無理かなと思うこの頃です。だけどそれでもOK。働いて近くにアパートを借りればいいことだし、それならいいでしょ?まァ、ずっと先のことだけど。それと10 月1 日に審判で少年院に行った場合、住所とかは調査員の人から連絡が行くと思うから。俺からも手紙書きます。いつも神様に祈っています。お父さんお母さんも薫ちゃんも秀樹君も朋美ちゃ
んも、体に気をつけて病気しないように頑張ってください。」長男の死を知った2 日後、「彼にしてやれなかったことを、新しい子にしてあげよう」と、夫妻は新しい里子を迎えにいきました。里親として、社会の無理解や差別と戦い、20 年以上、子ども達を「主につながる枝」とし、育てています。

 主につながる者は、お互いに愛し合います。絶えずイエスさまの救いを意識し、祈りましょう。主は、聖霊の力により、良い実を結ばせてくださいます。

0 件のコメント:

コメントを投稿