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2010年7月11日日曜日

「神がイエス・キリストによってーこの方こそ、すべての人の主ですー 平和を告げ知らせて、イスラエルの子らに送ってくださった御言葉を、あなたがたはご存じでしょう。」使徒言行録10章36-37節


 フランスの啓蒙思想家ヴォルテール(1694 ~ 1778) はカトリックを批判し、「百年もすれば、聖書は博物館でしか見かけない忘れられた本になるだろう」と予言しました。それから百年後、彼の家は聖書協会の建物になっていたといいます。霊感の真偽は、それが聖書の言葉と一致しているかどうかにかかっているのです。

「神がイエス・キリストによって-この方こそ、すべての人の主です- 平和を告げ知らせて、イスラエルの子らに送ってくださった御言葉を、あなたがたはご存じでしょう。」使徒言行録10章36-37節

 イエス様は、全ての人の救い主なのです。神さまは聖書の御言葉を通して、夢や幻を通して預言者に語り、霊感を与えました。ペトロは異邦人を、全世界の人を、受け入れなさいというメッセージの幻を見て、霊感を得たのです。

 ライオン株式会社株の創業者・小林富次郎氏(1852 ~ 1910 年 埼玉県出身) は、マッチ製造を手がけ、世界へ輸出しようとフランスから最新鋭の機械を導入しました。しかし、操業直前、大洪水が起こり、無一文どころか賠償まで負わされ、自殺以外にないと考えたました。その時、「およそ鍛錬というものは、当座は喜ばしいものではなく、悲しいものと思われるのですが、後になるとそれで鍛え上げられた人々に、義という平和に満ちた実を結ばせるのです。」( ヘブライ 12:11)という聖書の言葉を思い出します。3 年前、洗礼を受けたときに牧師からの言葉でした。今の苦難も、神さまはお見通しで、生死の瀬戸際でこの言葉を思い起こさせてくださったと、気付かされました。「この試練は私を鍛え、成長させるためのもの。」と、霊感を受け、もはや死にたいとは思わなくなりました。富次郎は工場の機械を売却し、小林富次郎商店を開設、牧師から歯磨き粉の製造方法を聞き、研究して発売しました。1896 年には「ライオン歯磨」のブランドで歯磨き粉を発売、これが大ヒットし、今日のライオングループの礎を築くこととなりました。晩年は伝道に熱を入れ、このような信仰は一族に受け継がれて、その中から牧師や伝道者を輩出しました。

 救いの御言葉は、自分たちだけではなく、全世界の人々に広められなければなしません。聖霊により霊感をいただき、聖書の御言葉を、福音を宣べ伝えましょう。 

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