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2010年2月28日日曜日

「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」マタイによる福音書16章24節


 離婚をした夫婦、スーザンとチャールズ。父親は、子供が母を悪く思うように仕向けるため、多くのプレゼントを与え続けていました。しかし、そんなことを続けていたら、大人になった時に、自分たちを操作しようとしていた父を蔑むようになるとは気が付いていませんでした。母親の提案で二人はカウンセリングを受け、父親は贈り物ではなく、愛の言葉を使うようになりました。

「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」マタイによる福音書16章24節

 十字架を背負うという事は、多くの者を失う事です。しかし、本当に価値のある神様のご計画の一部となれるならば、他の物の価値など無いも同然です。信仰を持って、イエス様の後を追っていきましょう。

 スザンナ ウェスレーは、十人の子供がいました。彼女は一週間に一時間ずつ、忙しい時間を割いて、子供たち一人一人と、二人だけの時間を持ちました。また、彼女は、読み書きなど勉強だけでなく、礼儀作法や道徳的価値観なども教えました。もちろん聖書の事も教えました。何が一番大切なのか、本当に価値のある者は何なのかを、身を以て教えたのです。その子供たちは、詩人、作家、牧師、説教者、教師などになりました。

 「自分を捨て、従いなさい」などと言われると、クリスチャンとは自己犠牲ばかりで苦しいものだと、思ってしまいます。しかし、キリストからいただく恵の価値を知る時に、今まで大切だと思っていた物が、無意味な色あせた物に見えてきます。自分だけがうれしい事を捨て、イエスに従うと、より大きな喜びを得ることが出来るの得ることが出来るのです。

2010年2月21日日曜日

「あなたはメシア、生ける神の子です」マタイによる福音書16章16節


 「こどもに愛が伝わる5 つの方法」の著者ゲーリー・チャップマン氏は、「愛しているよ」とこどもに言いさえすれば、愛は伝わると思う親がいるが、残念ながらそうではないと言います。しかし、親の愛情が伝わっていると、こどもは親を正しく理解し、こどもは安心し、希望を持てるようになるのです。

「あなたはメシア、生ける神の子です」マタイによる福音書16章16節

 ペトロは、イエス様の「わたしは何者か」という質問に対し、このように答えました。これはペトロの中から出てきたというより、神がペテロに与えてくださった心から、信じられるように聖霊によって導かれた心から出てきた言葉なのです。神は人を愛し、導かれ、人はキリストを理解し、希望を持つことが出来ます。

 家族で新しい町に引っ越した小学校5年生のサマンサは、両親から「引っ越しのために、新しい友達作りで大変だった?」「お父さんお母さんのせいで引っ越して、住み慣れた町や友達から離れて、愛されていないと感じる?」と聞かれると、「そんなことはないわ。わたしに意地悪して引っ越したわけじゃないもの。お父さんとお母さんが私の事を愛しているのはよくわかっているの。引っ越さずにすめばその方が良かったけど、お父さんの仕事のためにはしかたがなかったんだもんね」と答えました。

 「キリストを神の子と信じます」と信仰告白をすることは、とても大切なことです。そのように、告白できる事は、神様から愛されていると理解しているからです。聖霊によって導かれ、私たちは安心と希望を得ます。

2010年2月14日日曜日

「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。」マタイによる福音書9章36・37 節



 アメリカのある高校で、教師が生徒たちにクラスメート全員、それぞれの良いところを書くように言いました。そして、それを各個人ごとにまとめ、それぞれの生徒に渡しました。数年後、一人の生徒がベトナム戦争で戦死しました。葬式に集まった先生やクラスメートに父親は、一枚の紙を見せました。それは、高校の時にクラスメートが書いた、彼への賞賛のリストでした。

「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。」マタイによる福音書9章36・37 節

 イエス様は、普通の人であった十二人を特別に選ばれました。そして、彼らを励まし勇気づけて、伝道へと送り出したのです。彼らの良いところを知り、イエス様がご自分の権威を与え、病気を癒す力も与えました。そして、それは彼らの訓練のためでもあったのです。

 ゲーリー・チャップマン、ロス・キャンベル著の「子供に愛が伝わる5 つの方法」という本があります。「訓練のとき」三つの事をしましょうと、勧めています。正常な範囲で、子供が怒りをぶつけている時は、訓練のチャンスです。
1 責めるつもりでない事をきちんとわからせてあげましょう。自分がした事に罪悪感を覚えさせないようにしましょう。
2 子供が正しい行動をとった時は、ほめてあげましょう。「お母さんに、あなたが怒っている事を伝えたのは良い事ですよ」等、一つ一つの行動を言葉にしてあげましょう。
3 建設的な形で怒りを表現できるようしてあげましょう。そのためには禁止ではなく、お願いの形で離す事が必要です。

 教会が発展していくためには、働き人を訓練し送り出していかなければなりません。それぞれが、主から訓練を受ける、主の弟子となりましょう。

2010年2月7日日曜日

「イエスは祈るために山に行き、神に祈って夜を明かされた。」 ルカによる福音書6章12節



「イエスは祈るために山に行き、神に祈って夜を明かされた。」ルカによる福音書6章12節

 イエス様は、十二弟子(使徒)を選ぶために、神様のみこころを知るために祈りました。祈りとは、神の心に耳を傾け、知ることです。

 選ばれた弟子たち(使徒)

1 ペトロ 本名はシモン。ペトロは岩を意味する語
2 アンデレ ペトロの兄弟。初めはバプテスマのヨハネの弟子だった。ペテロをイエス様のところへ連れて行った。
3 ヤコブ ゼベダイの子。ヨハネの兄。母サロメは、イエスの母マリアと姉妹であった。
4 ヨハネ ゼベダイの子ヤコブの弟。「イエスの愛された弟子」と記され、十字架からイエスに母マリアを託された。
5 フィリポ ナタナエル(バルトロマイ)をイエスのもとに導いた。
6 バルトロマイ ナタナエルと同一人物と考えられる。
7 マタイ 取税人だった。レビとも呼ばれている。
8 トマス 復活のイエスに証拠を求めるなどのエピソードがある。
9 アルファイの子ヤコブ
10 熱心党と呼ばれたシモン
11 ヤコブの子ユダ
12 イスカリオテのユダ